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タイ旅行初日

thai2

12月28日


私たちが乗る飛行機は「Orient
Thai Air」
といいます。この航空会社は香港からのツアー客を淡々と運ぶのが目的の少し変わった航空会社です。フライト時間は8時5分、その日は5時45分に空港に集合でした。


まず集合場所に行って、預ける荷物に旅行会社のTagをつけて、パスポートを渡してチェックイン完了。その時にタイの入国カードももらうのですが、そこに滞在ホテル名が書かれていて初めてホテルの名前を知ることができました。そして添乗員からの説明(広東語なのでところどころしかわからない。)、それより安いツアーなのに香港から添乗員が一緒に着いてくることを知って驚きました。一人一人旅行会社のバッチとうちわをもらいます。パスポートは旅行会社のホルダーに入れられ自分たちのツアー番号が記載されています。ここまでの注意点ですが、広東語がわからなければ細かいことはまるきしわかりませんが、英語で聞けば教えてくれると思います。まあたいしたことは言ってないと思いました。


搭乗時間になって驚きました。信じられないぐらいたくさんの人が並んでいるのです。みんなツアー客でそれぞれバッジを胸やバッグにつけています。無事搭乗、そして娘が第一声を発しました。「あれ?これJALの飛行機や!」 そうです。この飛行機はJALが10年ほど前にハワイ、グァムに使っていたハイビスカスのお古だったのです。中のデコレーションは当時のままで南国風の壁紙です。もちろん日本語のまま!久しぶりにジャンボ機に乗るとすごく広く感じました。ところがこの飛行機、エアラインの雑誌もありませんしヘッドフォンもありません。つまり最初からテレビはないのです。ラジオもありません。各席についているLightもつきません。そして飛行機が飛ぶまでエアコンは送風になっており、それまでは暑い中我慢しなければなりません。旅行社からもらったうちわが役に立ちました。


無事予定時間に離陸、日本のエアラインと違って、香港人は傍若無人、みなそれぞれデジカメで写真をとったり、MP3を聞いたりとルールは完全に無視されています。うちのスタッフ一家もテーブルを出してごそごそしていました。ちょっとイライラしたけれどぐっと我慢。実は香港人と5日も一緒に行動してどこまで我慢できるかが家族3人の話題でしたから。


飛行機が飛ぶとまもなく飲み物サービスがありますが、オレンジジュース、アップルジュース、コーラ、スプライト、水の5種類しかありません。ビールはありませんのでご注意を…

食事はもちろん朝ご飯、スパイシーソースのかかったチキン+ライス、ライチゼリー、マフィンのみです。朝からスパイシーソースはきついのでほとんど食べませんでした。意外だったのがコーヒーがおいしかったことかな?A○Aよりおいしいでした。便所はボロボロ、壊れたところを修理してませんでした。
トイレットペーパーがきれても補充してくれないのでティッシュを持っていかなければなりません。


2時間半ほどでBangkokに無事到着、入国審査はすぐに終わってバゲージクレームへ行ってみると、3つぐらいのエアラインの荷物が一箇所に出てくるため大混雑!荷物をとるのにかなりかかりました。エアポートで両替を済ませたかったので途中で寄り道して出て行ったため、私たちのグループが一番遅かったです。HK$1000:TB4890 


旅行会社の名前がでかでかと書かれた観光バスに乗り込んで出発!香港からの添乗員の仕事はここまでで、その後は現地添乗員が仕事をします。彼には一人学生アルバイトのアシスタントがついています。ですからツアー客+添乗員3人が同行することになります。タイ側の添乗員の名前はJitti(ジッティ)中国系タイ人ですので広東語はNativeです。このおっさんが曲者で後にむかつくことをしてくれました。声がでかく、ずっとしゃべり通しなのでジッティが出てくると気分が悪くなりました。


さて、最初に行ったのは「Dream World」というタイの遊園地(オーシャンパークのような)です。何もバンコックに来てまで遊園地に行かんでもええやんと思うのですが、香港人は日本に行っても遊園地まわりしてるので、これは定番のコースなのかもしれません。時代遅れの乗り物にうちのスタッフと私の娘がはしゃいで乗っていました。ああ忘れましたがその前にその日のランチがありました。遊園地内のレストランでビュッフェだったのですが、豚のえさかと思うようなひどい料理がならんでいて、先が思いやられましたよ。まったく… でもすごく暑かったので、そこで飲んだビールは最高でした。ここには香港からのツアーがひっきりなしにやってきます。みな良く食べてました。びっくり!

実は食べている間に
添乗員が両替をしてくれます。ここではTB4860でした。たった30バーツですが空港より悪かったので、空港でやっておいて正解?その後も私達以外のツアー客は彼に両替をしてもらっていました。


集合時間まで3時間もあったのでゆっくり遊べました。その中の目玉アトラクション、雪の世界!入り口で長靴と防寒ジャケットに着替えて中に入ると、肉屋の冷蔵庫のような冷たさを感じました。寒くは無いけれど冷たい感じ。雪のようなものが足元にありました。ちょっと雪が積もって凍て付いたような雪です。雪だるまやクリスマスの飾りつけがしてあるので、香港人観光客がタイ人に混ざって写真をとりまくっていました。その横は短いスロープが作ってあってそりすべりを楽しめます。ゴムボートに乗って上から滑り降りてくるのです。一度だけやりましたが1度で充分と思いました。


さて、遊園地を後にして次に向かったところは、Mr.Ladyのショーでした。性転換をしたであろうおかまちゃん達が、日本のひなびた温泉町にあるようなステージで歌いまくり、踊りまくりのショーです。飲み物がついていてそれを飲みながら見ました。1時間ほどつまらんショーを見せられてげっそり、やっと終わって出て行こうとするとMr.Ladyたちが出口で並んで挨拶をしていました。中にはうけねらいの太って醜いおかまちゃんもいて、その人がうちの旦那を見て日本人だと気づき、「ありがとう」と言いながら追いかけてきました。だんなは冷や汗を流して逃げまくっていました。まじ怖がっていたのでおもしろかったです。


早く帰りたいのに、ショーの入り口でMr.Ladyがいっぱいいて、みなが写真をとりまくります。この写真は有料で、1回撮るのに100バーツ(HK$20)とられます。なのにみんな喜んで何枚も撮っていました。うちのスタッフのだんなはカメラ好きなので、今回はカメラマンとして思いっきり働いてくれたのですが、彼が何枚も撮ってお金を使いまくっていた姿にはあきれました。うちからは娘のみがMr.Ladyと写真を撮ってもらいました。興味の無い人にはこのショーは苦痛でしかありません。


さて、その後 いよいよディナーです。ディナーの場所につくまでバンコク市内の様子を車窓から眺めていましたが、ほどよく近代化されていて中国に似た感じですが、中国よりもずっと雰囲気の良い街なみでした。たぶん漢字がないせいかな?道行く人々の顔つきも優しいからかもしれません。


ディナーは「タイスキ」の店でしたが日本料理屋と書かれていました。「タイスキ」は鍋のことです。タイのからいタレにつけて食べるのですが、私達が行ったタイスキはビュッフェで小さな器に具が入っていて、それが何重にも重ねられています。なくなればまた具をとってくるというスタイルでした。具はつみれなどの練り物が中心で、お肉は豚肉と内臓、あとは野菜、豆腐、ビーフンなどでした。


器がプラスティックで安物感があり、心から楽しむことはできませんでしたが、食べてみるとわりとおいしく、特に豚肉が柔らかくておいしかったのと、豆腐もおいしかったです。スタッフたちがどんどん具をとってきて入れるのでまいりましたが、一応日本料理屋ということで日本酒もあったし、ビールも安かったので初日からばんばん飲みまくりました。飲み物は実費なのでその都度払うのですが、他の香港人たちは誰も別料金の飲み物をオーダーしないため、うちのテーブルだけ異常に盛り上がっていました。店の人もどんどんビールとお酒を注文するのでニコニコでしたよ。


食事の後はいよいよホテルです。ホテルはMenam
Riverside Hotel
というまさに川沿いに建っているまあまあのホテルでした。古いけれど部屋も広く、ここならいいかな?という感じでした。スタッフ家族、私と娘、だんなともう一人のスタッフと3つしか部屋を予約していなかったので、添乗員に頼んでもう一つ部屋をとってもらって、だんなとスタッフが一人でゆっくり寝られるようにしました。一部屋TB1200(HK$240.-)なのでかなり安いです。


もう遅かったのですが、すぐに近所のマッサージ屋に出かけました。初めてのタイ式マッサージです。タイのマッサージは中国でやってもらうのと違って、まさに「もむ」という感じです。押さえてもらって痛いこともあるけれど、我慢できないほど痛くはなくとても気持ちいいです。あとは、関節や筋をしっかり伸ばしてくれるため本当に気持ち良かったです。お店のパジャマに着替えてリラックスしてやってもらえるのもいいのかもしれません。1時間でTB250なのでたったのHK$50ですよ。安くて嬉しいです。私が日本人とわかったので「いたーい?きもちいい?」を何度も言っていました。そしてタイ語で気持ちいいは「サバーイ」だと教えてくれました。


ホテルに帰ってゆっくりお風呂に入って疲れをとって、テレビをつけるとNHKもやっていました。津波の被害が思ったより大きくびっくりしました。日本人の方もたくさん行方不明になっているとのこと胸が痛みました。


 


 




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